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国家栄養研究所は19日、ベトナム人の肉類摂取量は世界の平均を下回っているものの、肥満率は上昇傾向が続いているとのデータを発表した。19日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
それによると、ベトナム人は1人当たり年間平均30キロの肉を食べており、これは世界の平均より16キロ少ない。しかし、子供を中心に肥満率は年々高まっている。5歳未満の肥満率は5.6%と2000年の6倍以上に増えており、このうち男児と女児を比較すると男児の方が肥満児の割合が高い。また、都市部では肥満児の割合が農村部の1.5倍となっている。大人の肥満率も同様に5.6%で、年代別では50~60代が特に高い。
同研究所の資料によると、過去10年間でベトナムの家庭における食事は大きく変化した。現在、食事全体に占めるコメの割合は約▲20%減の66.4%。一方、肉、牛乳、卵の割合は10年前から約17%上昇して約20%を占めるようになった。
そのため同研究所は、◇新生児には生後すぐ母乳を与え、18~24か月まで授乳を続けること、◇様々な食品を組み合わせて摂取し、毎日野菜や魚を多く摂取すること、◇味の濃い食品を避け、調理にはヨウ素が添加された塩を使用すること、◇安全で衛生的な水や食品を選び、調理には清潔な水を使用すること、◇アルコール、タバコ、甘いものを控えること、などをアドバイスしている。