(C)Thanh nien,Le Quan、土砂崩れの現場 写真の拡大 |
東北部イエンバイ省ムーカンチャイ郡ラーパンタン村にある鉱山で7日午前11時頃、土砂崩れが発生し、鉱石を拾いに来ていた地元住民20人が生き埋めになった。救助隊は8日午後までに19人を救出、このうち2人は病院に運ばれ命を取り止めたが、17人は死亡が確認された。残る1人は行方不明のままとなっている。9日付タインニエン紙(電子版)などが報じた。
土砂崩れの現場は、村の中心から徒歩で3~4時間かかる山の奥まった場所。土砂崩れ捜索救難委員長のタ・バン・ロン同省人民委員会副主席は8日午後の記者会見で、現場では雨が降り続いており、二次災害の危険もあって行方不明者の捜索が難航していると述べた。
この鉱山は、多くの地元住民が鉱石を拾い集めて売ることで知られていた。鉱石拾いに何か対策を講じていたかとの質問に、ロン副主席は地方政府は知らなかったとし、「知っていれば禁止策を取っていた。今後責任の所在を明らかにする」と答えた。しかしある住民によると、同郡内ではラーパンタン村民が鉱石拾いで高収入を得ていることはよく知られていたという。