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ホーチミン市ニャーベー郡在住のチャウ・フン・ニャン君は5年前の13歳の時、体重が100キロもあり自分で立ったり歩いたりすることができないほどの肥満体だった。入院して物理療法を受けた結果、体重は89キロまで減少したが、経済的理由で退院せざるを得なくなった。ニャン君は今18歳になっているが、診察に訪れないため現在の健康状態は分からない。30日付ザンチーが報じた。
ニャン君は生まれた時には通常の大きさだったが、5歳の時から太りだした。小学1年生の時に母親が祖母のもとに彼を置いて家を出、父親はその前からいなかったという。祖母のエムさんとニャン君は、それからずっと宝くじを売り歩いて生計を立てている。
ニャン君は2年前にもホーチミン市第1小児病院に入院して治療を受けている。この時の費用は病院側が援助した。同病院栄養科のグエン・ティ・ホア医師によると、ニャン君の肥満を放置すれば高血圧、動脈硬化、糖尿病などの病気を引き起こしかねないという。
一方国家栄養研究所のファン・ビック・ガー医師は、肥満遺伝子の異常による肥満の可能性があり、この場合根本的な治療は難しいと指摘している。