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全国42省にある20か所の中央病院は今月1日から、新医療サービス料金の適用を開始した。新料金はこれまでの料金を大幅に上回っており、患者や家族への負担は増すばかりだ。1日付バオモイが報じた。
医療機関毎の新医療サービス料金の決定については、保健省および財政省の共同通達により定められた基準料金表に基づいて、各種医療サービス価格を設定した後、両省から承認を得ることになっている。
第1級病院の場合、保健省と財政省が定めた料金基準表の価格を提示するためには、◇エアコン、◇病床数、◇自動再来受付・待ち表示システムなどが完備されていなければならない。条件を満たしていない場合は、現時点でクリアしている条件の度合いによって料金を決定する。
いずれにせよ新料金の適用で患者が負担する医療費は増加している。しかし、肝心のサービスの質はというと、依然として改善されておらず、患者からすれば、ただ医療費が値上がりしただけの感は否めない。
なお、◇ハノイ市、◇ホーチミン市、◇中部ダナン市、◇北中部トゥアティエン・フエ省、◇東南部のビントゥアン省、タイニン省、◇メコンデルタ地方ティエンザン省、◇紅河デルタ地方ビンフック省などの中央病院でも新料金の策定が完了しているが、各省・都市の人民委員会の承認が得られておらず、料金の下方修正を検討している。