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ホーチミン市の多くのスーパーマーケットで消費期限切れの商品が販売されており、中には消費期限のシールを貼り替えている悪質な例もある。同市商工局査察部は19日に開いた市内の各スーパーやショッピングセンターとの会合で、こう指摘した。20日付サイゴンニュースが報じた。
査察部が6月に8か所のスーパーで検査を実施したところ、3か所でこうした事例がみられた。また、カビが生えていたり、虫が混入していたりした例もあったが、スーパー側は実物を目の前に突きつけるまで信じなかったという。
同市食品安全衛生支局のフイン・マイ副支局長は、こうしたケースは最近新たに市場に参入したスーパー、特に書店に併設されたスーパーでよくみられると指摘した。
商工局によると、これらの違反行為に対する罰金は1回につき1000万~1500万ドン(約3万8200~5万7300円)。同局は、景気低迷が続く中で各企業を苦しめるのは本意ではないが、3回注意しても違反が続くようなら罰金を科さざるを得ないとしている。