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公安省経済犯罪捜査警察局は19日、オナガザル科リーフモンキー2匹を虐待後、殺害し、その様子をフェイスブックに掲載したとして、人民軍所属のグエン・バン・クアン容疑者(男性:20歳)とその仲間を逮捕した。リーフモンキーは、絶滅のおそれがある野生動物に関する資料「レッドデータブック」にも載っている希少動物。20日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
同容疑者は16日、猿に無理やりタバコを吸わせたり、熱湯をかけ、皮を剥いで殺害するまでの過程を写真に撮り、自身のフェイスブックに掲載した。この残忍な行為に対し、「動物虐待だ!」、「野蛮人め!」、などとネット上で多くの批判が集まった。
写真に写った人物が軍服を着用していたこと、自動車のナンバープレートが軍用のものであったことから、公安は軍人が容疑者である可能性が高いと見て調査。南中部ザライ省の人民軍支部に所属しているクアンを実行犯と断定し、逮捕した。
なお、刑事法では希少動物を殺害した者に対する処分を罰金500万~5000万ドン(約1万9200~19万円)または禁固6か月~3年と定めている。