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ハノイ市人民評議会の議員らはこの7月から、会議に出席するたびに何キロもの重たい紙の資料を持ち運ぶ必要がなくなった。米アップル社のタブレット型多機能携帯端末「iPad 2」が、全議員に支給されたためだ。12日付カフェエフが報じた。
同評議会事務局のブイ・ドゥック・ヒエウ局長によると、大量の資料を手軽に持ち運べ簡単に読める便利さに、多くの議員が満足している様子だという。タブレット端末の導入は評議会からの発案で、ITの導入強化と各議員の仕事の効率化を狙ったもの。当初はノートパソコンが検討されていたが、利便性と価格の面でタブレット端末に軍配が上がった。
今回の会議(今月10~14日)では、内容の同じ電子ファイルと紙の資料が同時に配布された。今後は紙で渡す資料を徐々に減らし、用紙代や印刷にかかる費用を節約していく方針だという。