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「交通法違反で得た罰金の70%が交通警察の肥やしになっている現状をどう考えるか」このほど行われた国会の質疑応答でホーチミン市議会議員がブオン・ディン・フエ財政相に投げ掛けた質問だ。20日付VNエコノミーが報じた。
2011年に全国で徴収した交通分野(道路、鉄道、航空、水路、海路運送)の違反による罰金は2兆5400億ドン(約97億円)。この金額は罰金(現金)のほか、没収した車両・証拠物件の売却処分で発生した取得金も含む。この内、約1兆7000億ドン(約64億円)が交通警察の諸費用向けに使用されている。
これに対し、フエ財政相は「この配分は財政省が2007年に交付した交通法違反による罰金の管理・使用に関する通達に沿ったもの。資金は交通安全保障に関する作業経費、労災・遺族補償などに充てられているのであって、交通警察が私腹を肥やすために使用しているわけではない」と反論した。