(C)VnExpress,HD、カオ・ミン・ニャン副局長 写真の拡大 |
国際刑事警察機構(インターポール)の第11回アジア太平洋諸国警察会議が29日、ホーチミン市で開催され、25か国の代表らが増え続ける国際的な組織犯罪への対策について協議した。30日付VNエクスプレスが報じた。
公安省犯罪防止警察総局のカオ・ミン・ニャン副局長は、麻薬、経済、ハイテク、人身売買などの犯罪防止のほか、サッカー賭博の防止策でも各国との協力を強化する必要があると訴えた。サッカー賭博はインターネットと銀行口座を通して行われているため、摘発には国際的な協力体制が欠かせないという。
ニャン副局長はまた、麻薬売買やハイテクを利用した犯罪も手口が巧妙になっており、緊密な国際協力が必要だと指摘した。
インターポール・ベトナム事務所によると、2011年にベトナム警察が各国の警察と協力して対処した事件や業務は約1400件に上る。このうち、刑事事件は384件、麻薬犯罪は162件、指名手配・犯人引き渡しは167件、などとなっている。