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ハノイ市では、幼稚園に通っている子供の通園を止めさせて、小学校教員の開いている塾に通わせる父兄が増加傾向にある。ある幼稚園では1月下旬の旧正月(テト)からこれまでに12人が退園したという。20日付グオイラオドン紙(電子版)が報じた。
教育訓練省は幼稚園での文字教育を禁止しているが、一部の私立幼稚園では、父兄の要望に応える形で幼稚園に小学校教員を招いて文字教育を行っている。一方、公立幼稚園では規則を遵守しなければならないため、退園者続出にもお手上げ状態だ。また、幼稚園に通わせながら、1週間に3回の塾通いをさせている父兄もいる。
同省幼稚園教育部のレ・ミン・ハー部長はこうした現象について、競争の激しい大都市で起きているだけとの見方を示した上で、5歳児に対する幼稚園教育カリキュラムの内容を良く理解していれば、退園させてまで文字を習わせるべきかどうか分かるはず、と述べている。