(C)Tuoi tre,Nguyen Khanh,ディン・ラ・タン交通運輸相 写真の拡大 |
ディン・ラ・タン交通運輸相は24日に開かれた国会法律委員会の会議で、違法な暴走行為をした車両を没収し国の財産とする制裁の導入を提案した。また、交通運輸分野の罰金の最高額を、現行の5000万ドン(約19万5000円)から2億ドン(約78万円)に引き上げることも提案した。24日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
グエン・バー・トゥエン議員は、各省庁が「全て国民のため」と言いながら国民の負担額を引き上げるやり方に疑問を呈した。国会社会問題委員会のグエン・バン・ティエン副主任も、交通違反に対するより効果的で負担の少ない処分方法があるはず、と述べた。
これに対しタン大臣は「様々な交通違反対策を実施しており、罰金だけに頼っている訳ではない。我々の提案は国会と政府の主張に基くもので、好き勝手に徴収する訳ではない」と弁明した。
ズオン・チュン・クオック議員は、公用車は交通違反をしても処分されることが少なく不公平だと指摘した。タン大臣は、公安省と協議して公平性を保つよう善処することを約束し、暴走などの危険行為に対しては車両の所有者を問わず、車両を没収する方針を示した。更に、飲酒運転者の身柄を一時的に拘束するなどの罰則強化を提案した。
最終更新:2012年4月27日