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外国政府や非政府組織(NGO)のプロジェクト、観光旅行などでベトナムに滞在し、そのまま居ついてしまう欧米人が少なくない。多くのバックパッカーにとっては、外国語学校の講師がお手軽な稼ぎ先だ。そんな中、修士号を持つフランス人ボワソーさん(37歳)はハノイ市で犬肉料理店を開いたという変り種だ。26日付ダットベト紙(電子版)が報じた。
ボワソーさんは1999年に東北部バクカン省で、フランス政府による農業研究開発プロジェクトに参加した。ベトナムの食文化が気に入り、プロジェクトが終了しても国に帰らず、ハノイで路上カフェを開いて食いつないでいた。ある時、フランス人も犬肉料理を好むことに気が付き、自分で店を開くことを思い付く。それから料理法を学び、妻と共に店を開いた。
開店当初は犬肉料理だけだったが、その後他のベトナム料理も出すようになり、経営が軌道に乗った。ここで稼いだ資金を元手に、妻は旅行会社を設立、ザーラム郡で家も購入した。ボワソーさんはこんなベトナム暮らしがとても気に入っている。