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ハノイ市トゥーリエム郡ファムフン通りにある国内最高層ビル「京南ハノイランドマークタワー」の投資主である京南ビナ社はこのほど、4月から同ビルの管理運営業務をハノイ市人民委員会に引き渡す考えを明らかにした。28日付ザンチーが報じた。
理由は、京南ビナと同ビルのマンションに入居している一部住民との間で起きている管理費を巡る争いに決着がつかないこと。同社は管理費(毎月1平方メートル当たり)として1万8800ドン(約75円)と駐車場料金85万ドン(約3370円)の支払いを求めたが、住民側は高額すぎるとこれに反発。ハノイ市人民委員会が介入して、同社に管理費を4000ドン(約16円)に抑えるよう命じていた。
京南ビナは、4000ドンでは運営すればするほど赤字になるだけだとして、管理業務を市に任せたいとしている。住民側は対応が3つに別れている。管理費として4000ドンを支払っている住民が大半だが、同社の求めに応じている住民や一切支払いを拒否している住民もいるという。