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東北部ラオカイ省サパ郡にあるホアンリエン国立公園で3月2日昼頃、山火事が発生し、5日までに森林約100ヘクタールが焼失する事態となっている。6日付VNエクスプレスが報じた。
山火事は2日昼頃、同郡ターバン村の森林で発生。その後、同郡ゼンタン村まで火が広がった。同省は対策本部を設置し、火災発生から2日後の3月4日、消防、警察、軍隊、地元住民ら合わせて500人体制で消火活動に当たった。
しかし、足場の悪い状況に加え、乾燥した空気の中、強風が吹き荒れるという悪条件が重なり、消火活動は困難を極めた。5日には1500人体制での消火活動が行われたが、現在のところ鎮火には至っていない。6日時点では、国内最高峰のファンシーパン山に火が燃え移ったとの情報もある。
林業総局のハー・コン・トゥアン副局長によると、山火事が発生した現場では焼畑などは行われていなかったという。なお、ホアンリエン国立公園では、2010年にも山火事が発生しており、700ヘクタールの森林が焼失している。
最終更新3月8日
3月6日午後2時、当局によって鎮火が確認された。焼失した森林の面積は約80ヘクタールとみられている。