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ハノイ市人民委員会は2003年に、9か所の駐車場を2010年までに建設する計画を決定した。しかし建設が予定されていたいくつかの場所は、その後商業施設や役所の事務所などに姿を変える一方、市内の駐車場不足はますます深刻化している。20日付カフェエフが報じた。
ハノイ市交通運輸局は2011年末に、2011~2015年期インフラ開発計画案を市人民委に提出した。計画案は、民間資金を活用して約50か所に駐車場を建設するという目標を掲げ、総建設費は9260億ドン(約35億6000万円)を見込む。また、集合住宅や都市区の開発案件では、面積の20~30%を駐車場用地に充てるよう義務付けている。
建設省インフラ局のグエン・ホン・ティエン局長は「まず2003年の計画のどこに問題があったかを見直し、実施の可能性がある案件に集中すべき。投資家への優遇策も必要だ」と指摘し、「そうしなければ、新しい計画を立てても同じ失敗を繰り返すだろう」と警告している。