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保健省・財政省・労働傷病兵社会省・ベトナム社会保険庁は共同でこのほど、2010年5月に発表した前回案に対する意見を取り込んだ2回目の医療サービス価格修正案を作成、公表した。4日付カフェエフが報じた。
今回案では、前回案で批判の多かった診療費やベッド代の引き上げ幅を半分ほどに抑えている。具体的には、1回当たりの診療費を現行の3000ドン(約11円)から医療施設のレベルに応じて5000~2万ドン(約18~73円)に引き上げる。1日当たりのベッド代は、現行の1万ドン(約37円)から一般病棟の1万8000ドン(約66円)または専門病棟の2万ドン(約73円)に引き上げる。ただし、同じベッドに2人または3人が休んでいる場合は3~6割引となる。
一方、今回案が実施されると医療保険基金の財源が問題となる。2010年と2011年に医療保険基金は約6兆ドン(約220億円)の黒字を計上したが、今回案の適用により毎年支払額が6兆~7兆ドン(220億~256億円)増加する見込み。そのため社会保険庁は、保険料の負担額を給与の4.5%から5%に引き上げるよう提案している。