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政府が2009年8月、一定の条件を満たしたベトナム在住外国人および在外ベトナム人の住宅購入(マンションに限る)を認める内容の政令を交付したことを受け、国内不動産市場の活性化が期待されていた。しかし、購入が報告された物件数は当初の期待を大きく裏切るものとなっている。6日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
建設省によると、同政令の施行から現在までの2年半の間に、ベトナムで住宅を購入した外国人および在外ベトナム人の数は296人。この内、大半を在外ベトナム人が占めており、外国人の購入者数は殆ど報告されなかった。
実際にベトナムで不動産を購入している外国人・在外ベトナム人の数は、これを上回ると予想されているが、現行の法令では、土地使用権付きの住宅の購入・保有が認められていないため、ベトナム国籍を保有する身内や知人の名義を借りて購入しており、実態が掴めないのが現状だ。