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スイスのダボスで開催された世界経済フォーラムで、世界の大気汚染問題と人体への被害に関する研究レポート「環境パフォーマンス・インデックス」が発表され、ベトナムは最も大気汚染が進んでいる国ワースト10に入った。6日付VNエクスプレスが報じた。
同レポートは、米国のコロンビア大学とイェール大学付属の環境研究センターが世界132か国を対象に調査したもので、人工衛星から大気中の汚染濃度を測定し、健康に与える被害などを予測した。
それによると、ベトナムは大気汚染部門で132か国中123位、水質汚染部門では80位、全体的な環境汚染では79位となった。
国内の専門家らは、交通量が多い都市部や工場密集地帯では、大気汚染が深刻な状態となっていると指摘。大気汚染は呼吸器疾患などを引き起こす要因となるほか、眼や鼻などの疾患も引き起こすと警鐘を鳴らした。
なお、同レポートによると、最も大気汚染が進行している国はインドで、この他にもアジアからは中国、パキスタン、ネパール、バングラデシュなどが下位に就けた。