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ハノイ市では今月3日から20日まで朝と夕方のラッシュアワーの時間帯に、一部の幹線道路でタクシーの通行が禁止された。このところの寒さでタクシー需要が増加しており、住民もタクシー運転手らも不便極まりないと不満を募らせている。7日付ベトナムネットが報じた。
普段は子供を幼稚園や小学校にバイクで送り迎えしている父兄らは、寒さを避けるためなら多少高くついてもタクシーを利用したいと考えている。カウザイ区に住むミンさんは、通行禁止措置のために遠回りを余儀なくされ、いつもの3倍の料金を払うことになったと嘆いた。
フードンタクシーの運転手ソンさんは「タクシーを禁止しても渋滞緩和の効果はない。幹線道路を通行禁止にすれば別の道が混雑するだけだ。利用客にとっても我々にとっても利益はない」と不満をぶつけた。実際、禁止道路を避けるタクシーで細い裏道が渋滞する事態になっている。また、違反を承知の上で禁止道路を通行するタクシーも少なくないようだ。