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ホーチミン市栄養センターが2年間、同市の工業団地・輸出加工区の工場従業員1000人を対象に実施した食事の栄養に関する調査で、約30%の従業員が栄養不良状態にある事が分かった。22日付ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
栄養不良の人の20%は貧血で、70%余りはヨードとビタミンBが不足していた。同センターのドー・ティ・ゴック・ジエップ所長は、「会社が支給する食事の栄養が不足している上、多くの従業員が給与の低さから食事代を節約している。彼らには、食事の栄養に関する知識も不足している」と話した。
同市食品安全衛生支局のフイン・レ・タイ・ホア支局長は、企業がコスト削減のために従業員用の食事費用を削っているとし、「1食当たり8000~1万ドン(約32~40円)の費用では、新鮮で栄養十分な食事を用意する事はできない」と述べた。同支局長は、こうした安い食事は栄養不良のほか、集団食中毒を引き起こす原因にもなっていると指摘している。