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南部農業科学技術研究所はこのほど、2011年における全国の農民1人当たりの平均年収は約440ドル(約3万4320円)との予想を発表した。8日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
同研究所のブイ・チー・ブウ博士は、「農産物価格は2011年に上昇したものの、肥料や農薬などの農産生産資材の価格も上昇しており、これに加えて高インフレの進行による生活費上昇で、農民の生活水準は低下する一方だ」と述べた。
また、6日に開催されたベトナム支援国会合(CG)において支援各国は、過去15年のベトナムの貧困削減戦略は大きな成果をあげており、約2800万人を貧困から脱出させたと高く評価した。しかし、近年は貧困削減の速度が鈍化しており、少数民族や農民などの貧困層を保護する制度が万全ではないことを指摘し、貧困の長期化を懸念した。