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ホーチミン市浸水防止計画調整委員会のホー・ロン・フィー副委員長は、ホーチミン市が現在のような発展を続けていけば、タイのバンコクで起きているような洪水に見舞われる日が来るだろう、と警告している。31日付VNエクスプレスが報じた。
フィー氏によると、タイで発生したのと同様の長雨になればサイゴン川の水位が上昇し、市内の低地約6万ヘクタール(2・6・7・8・ビンタイン・トゥードゥックの各区、クチ・ビンチャイン・ニャーベーの各郡)が浸水する恐れがある。さらに100ミリを超える豪雨があれば、市街地が長期間にわたって浸水する可能性は十分あるという。
ただし、市街地の地形は海抜や傾斜の面でバンコクより水はけが良いため、十分な準備を整えておけば洪水被害を少なく抑える事もできるとしている。
フィー氏は、ホーチミン市で洪水が懸念される理由について、地盤沈下が進行している事、都市発展のスピードに下水道システムの整備が追いついていない事を挙げ、同様の状況はハノイ市、中部ダナン市、メコンデルタ地方カントー市、中部高原地方ラムドン省ダラット市などの都市でもみられると指摘した。