ベトナム航空(VNA)がホーチミン発~プサン行きの旅客機「エアバスA320」に無資格の韓国人操縦士を搭乗させていた件で、プサンの金海国際空港当局はベトナム航空に対して、操縦士の管理を徹底し、再発を防ぐよう勧告した。3日付グオイラオドン紙(電子版)が報じた。
騒動の発端は今年4月26日、ベトナム航空所属の旅客機が着陸時に滑走路に進入できず着陸に失敗、いったん離陸を試みた末に着陸するという事態が発生していたもので、その後、副操縦士として無資格の韓国人が搭乗していた事が発覚した。この韓国人操縦士は、昨年ベトナム航空に就職、その際、他社で「エアバス320A」を操縦した経験があるという偽造書類を作成し、提出していた。
ベトナム航空では、現在、全操縦士の内、約25%に当たる150人の外国人操縦士が所属しており、ベトナム人操縦士の10倍の給料を与えている。ベトナム航空局は、同社に厳重注意すると共に、安全面を徹底するよう要請した。