中央台風洪水防止指導委員会は22日、熱帯低気圧に伴う豪雨に見舞われている北中部タインホア省からメコンデルタ地方キエンザン省までの沿岸地方の管理当局に対して、住民や運航中の船舶等に最新の気象情報を提供し、迅速な避難勧告を指導するよう要請した。22日付タインニエン紙(電子版)が報じた。
また、同委員会は豪雨による洪水や土砂崩れが発生する恐れのあるタインホア省から東南部ビントゥアン省までの沿岸地方当局に対して、救助隊、救助設備及び非常交通手段を予め確保しておくよう要請した。
なお、現在メコン川の上流における水位が急上昇しており、9月末までに避難が必要とされる氾濫危険度レベル3に達すると見られ、メコンデルタ地方で広域に亘る洪水の発生が予想されている。