ベトナム・インド情報通信人材育成センター(India-Vietnam ARC-ICT)のオープン記念式典がハノイ市で16日に開催された。16日付サイゴンザイフォン紙(電子版)が報じた。
同センターは総投資額570億ドン(約2億1100万円)。この内、460億ドン(約1億7000万円)がインド政府による無償資金援助で、残り110億ドン(約4100万円)をベトナム政府が国の財源から拠出した。インド政府からの資金援助はセンター建設のみでなく、各種機械設備・ソフトウェア・スタッフの育成費などに使用される。
この無償資金援助はインド政府が両国の国交樹立40周年を記念して、ベトナムのIT分野を支援するため贈与したもの。また、全ての機械設備は組立から引き渡しに至るまでインドの専門家らの手によって行われた。
ハノイ市情報通信局のファム・クォック・バン局長はオープン記念式典にて、同センターは今後、ハノイ市及び周辺地域におけるIT人材の育成に注力し、2015年末を目処に目指している電子政府のシステム構築に寄与していくとコメントした。