北部ハイフォン市青年団スポーツ文化局が管理を担当する室内競技場が同省人民委員会の許可なしで、ディスコクラブに改修されていたことが明らかになった。9日付ジエンダンゾアンギエップが報じた。
この室内競技場は、2009年にベトナムで開催された第3回アジア・インドア・ゲーム(AIG3)のアーチェリー競技の試合会場として国家予算を投じ、建設されたもの。大会終了後、同競技場はハイフォン市の青少年の健全な肉体と精神を養うことを目的としたスポーツ文化センターとして使用される予定だったが、同市青年団の代表者らは、経済効果を狙ってディスコクラブへの改修計画を同市人民委員会に提案した。
これに対して、同委員会は提案を却下し、計画を中止するよう青年団に指示したが、青年団及びスポーツ文化局はこれを無視。170億ドン(約6300万円)を投じて大型ディスコクラブ「MOSクラブ」に改修した。同委員会は9月1日、この改修工事が建築法と投資法に違反するとして、本来の目的に使用するよう青年団に改めて指導した。