ベトナムの名門大学の1つで「ベトナムのハーバード」などとも言われている貿易大学(FTU)の学生がネット上に書いた記事が発端となって、FTUの学生の資質や特徴についての論争が盛り上がりをみせている。7日付ベトナムネットが報じた。
発端は、貿易大学の新卒業生や最終学年生のフォーラムに掲載された「自分の初任給は330万9000ドン(約1万3200円)」という書き込みだった。これに対し「FTUの実力のある卒業生だったら月給1000ドル(約8万円)以下では働かない」「こんな安月給は地方の短大卒業生並みで、農林業に就いたほうがまし」などとの1、2年生の書き込みが相次いだ。
これに対して上級生らは、「社会の実情を知らない」「自信過剰過ぎで上から目線」などと反論した。こうした論争を目にしたある会社の人事担当者は、「FTUの卒業生を採用する気にならない。彼らは傲慢で人に従おうとせず、要求が高い割りにそれだけの成果を出せない。彼らを採用した時は、半年続くかどうか心配になる」と不快感を露にした。さらにこれに対する意見や反論が今も続いている。