ハノイ市バーディン区のザンボー見本市センターで7日、母乳で子供を育てる日のイベントが行われ、200人の母親が一斉に我が子におっぱいを含ませる光景が見られた。これは生後6か月まで母乳で育てることを提唱する活動の一環で、保健省や世界保健機関(WHO)などが主催した。7日付ベトナムネットが報じた。
ベトナムの母乳育児実施率は約20%で、減少傾向が続いている。この数字は東南アジア地域では最低で、世界平均の35%、アジア平均の42%を大幅に下回っている。ベトナムの子供の3人に1人が標準身長より低く、5人に1人が標準体重より少ないのは、母乳育児実施率が低いためとみられている。
生後6カ月まで完全母乳育児を実施すれば、各発展途上国の5歳未満の子供の死亡数を15%削減することができると言われており、保健省は母乳育児を奨励している。