ハノイ市トゥーリエム郡ミーディン地区の国家計画展示館で1日から「2030年までの首都ハノイ建設マスタープランおよび2050年までのビジョン」が公開された。市民らの関心は高く、開場前から並ぶ人の姿も見られた。2日付カフェエフが報じた。
トゥーリエム郡ニョン町在住のトゥイさんは早朝から家族で見に来たという。家族の土地500平方メートルが計画予定地に指定されているかどうかが心配だったが、予定地をはずれていることが分かり家族と抱き合って喜んだ。トゥイさんは家に帰ってお祝いすると話した。
一方ホアイドゥック郡ジーチャック村から訪れた高齢者のグループは、居住地区がタイ湖~バービー間道路の建設予定地に入っていることが分かり、がっくりと肩を落とした。家も畑も失うことになるためだ。その時が来れば、政府が別の土地を用意してくれるはずだと励まし合っていた。
最も喜んでいるのは不動産デベロッパーたちだ。マスタープランが発表されるまでは、将来計画予定地になるかどうかが分からず、投資を躊躇する投資家が少なくなかったからだ。デベロッパーらは、これで取引がしやすくなると話した。