現金自動預け払い機(ATM)での窃盗事件が多発していることを受けて、ハノイ市の商業銀行各行はATMのセキュリティを強化する方針。24日付ICTニュースカフェエフが報じた。
ベトナム国家銀行(中央銀行)発表によると、現在同市には2085台のATMがあり、その利便性から利用者にとって有益なサービスとして評価されている。一方で現金を盗もうと溶接機でATMを切断したり、利用者の個人情報や暗証番号を盗むために隠しカメラを設置したりする事件が急増している。
同市でATMを設置する各行は防犯対策として、夜間用の照明設備、防犯カメラ、アラーム、温度センサー、煙探知機などを増設するほか、警備員の夜間シフトを増やすなどATMセキュリティー対策の強化を進めている。