ベトナムのパン職人達が手作りパンの国際コンテスト「ベーカリーワールドカップ(第3回Louis Lesaffre Cup)」アジア予選に出場する。ベトナムがベーカリーの国際コンテストに出場するのは今回が初めて。18日付グオイラオドン紙(電子版)が報じた。
アジア予選は中国の広東省広州市で26日~28日にかけて行われる。出場国は中国、日本、インドネシア、フィリピン、韓国、オーストラリア、ベトナムの7か国で、各地区予選を勝ち抜いたパン職人が技術・スピード・芸術性を競い合う。ベトナム代表は、▽フランス系スーパーマーケットのビッグCベーカリー、▽ABCベーカリー、▽カラベルホテルのベーカリー班――の3チームが出場。アジア予選を勝ち抜いた2チームは2012年ベーカリーワールドカップフランス本選の出場権が得られる。
「ベーカリーワールドカップ」は、フランスの酵母ブランドであるルサッフル・グループがスポンサーを勤める3年に1度開催のベーカリー国際コンテスト。▽バゲットと特別なパン:穀粉、イースト、水、塩だけで作るパンとそのバリエーション、▽ヴィエノワズリー:発酵生地で作ったクロワッサンやデニッシュ、ブリオッシュ等、▽飾りパン:自国のアイデンティティーを表現したパン――の3部門で審査される。なお、日本代表は2002年大会で総合優勝している。