ベトテルは現在、中部ダナン市の10か所で津波警報施設を設置中だ。4月中に2か所、5月中に残りすべての設置を完了させ、6月には管理当局と共に試用訓練を実施する予定だ。21日付カフェエフが報じた。
今月設置完了予定の2か所の警報施設には、高さ30メートルのアンテナ、数キロ先まで音声が届く大出力の拡声器、強力な警報ライトを装備する。津波警報センターが発した津波警報を受信すると、各警報施設はサイレンと音声で津波情報を放送し、住民や観光客らに避難を呼びかける。また、携帯電話に情報を送るシステムも用意されるもようだ。
これらのシステムはベトテルが自社で開発、製造したもので、こうした技術は米国、日本、タイなどまだ一部の国でしか実用化されていないものだという。