リビアや日本に派遣されていたベトナム人労働者が契約期限前に帰国する中で、台湾への派遣が有望視されている。労働傷病兵社会省海外労働管理局のダオ・コン・ハイ副局長によると、台湾に派遣されるベトナム人労働者の数は今年3万人近くに上る可能性があるという。13日付ザンベトが伝えた。
台湾の労働委員会は今年2月にフィリピンの派遣労働者の申請書類審査期間を4か月延長した。これはフィリピン人労働者の書類受け付けを4か月間停止する「ソフトな凍結令」を意味する。これを受けて、台湾の外国人労働者仲介業者の44%が、ベトナム人労働者の獲得に動き出している。
台湾への派遣労働には、台湾側仲介業者が規定より高い仲介料を要求するため、行く際の費用が高くつくという課題もある。しかし基本給や所得税の改善により、ベトナム人労働者の月収は平均1700万ドン(約6万8000円)に達しており、多くの労働者が台湾での労働に関心を寄せている。