日本政府はこのほど、福島第1原子力発電所の冷却作業で使用する生コンクリート圧送機を貸し出したベトナムのソンダグループ傘下のソンダ・ベト・ドク株式会社に対し、感謝の意を表明した。25日付サールアンが報じた。
同機材は長さ58メートルのアームが搭載されたドイツ製の生コンクリート圧送機で、今回の冷却作業に最適な機材とされている。原発事故の発生時、日本からベトナムに輸入する途中で、ちょうど横浜港にあったため、日本側が借入れを申し入れ、同社がこれに同意した。同機材は22日から、福島原発4号機への冷却作業に使用されているという。