ベトナムは26日午後8時半から9時半までの1時間、世界中の人々が同じ日の同じ時刻に電気を消して地球温暖化を防止する世界規模のキャンペーン「アースアワー」に参加した。ベトナム電力グループ(EVN)によると、この1時間に電力400メガワットが減少し、40万キロワット時の消費電力量を節減することができた。金額にすると約5億ドン(約200万円)を節約できたことになる。27日付カフェエフが報じた。
今年のアースアワーには全国の31の省・中央直轄市が参加した。ハノイ市もこれに参加し、電力162メガワットの減少に貢献した。同市中心部にあるホアンキエム湖のゴックソン(玉山)祠堂、ハノイ市民劇場(オペラハウス)、チャンティエンプラザなどでも照明を減らしてこれに協力した。
アースアワーは2007年にオーストラリアのシドニーで始まった世界自然保護基金(WWF)の温暖化防止キャンペーン。ベトナムは2009年から参加している。