旧正月(テト)が明け、メコンデルタ地方では水産養殖・加工企業で労働者不足が深刻化し、稼働率を引き下げざるを得ない企業も出てきている。15日付けティエンフォンが報じた。
カマウ省のカマウ水産輸出入加工社では、テト前には2000人いた労働者がテト明けに仕事を再開したのは僅か1300人。今後、エビ加工の繁忙期に入り労働者不足の問題がさらに深刻になることが懸念されている。また、バクリエウ省のミンバク水産食品加工社は、通常は日産能力20tのところを、労働者不足により日産能力4tで稼動している。
カマウ省の水産加工協会は、同省の各水産企業は地方当局と協力し労働者を新規採用しワーカー教育を実施しているが、人材需要をまだ満たすことができていないのが実情としている。