旧正月(テト)を2週間後に控え、工業団地・輸出加工区内の企業の殆どが労働者の銀行口座に給与とテト賞与を振り込んでいるが、現金を引き出そうとする労働者が現金自動預け払い機(ATM)に長蛇の列をなし、現金の引き出しが困難になっている。17日付トゥオイチェーが報じた。
工業団地内のATM設置数は団地内で働く労働者数に対し非常に少なく、現金を引き出すためには30~40分待たなければならないという。商業銀行はATMカードの発行を強化している一方で、ATMの増設が遅れていることが原因とされている。
ATM1台のカード処理能力は1日最高3500件であるのに対して、中には数万人の労働者が働く工業団地・輸出加工区でもATMの設置数が僅か10台のところもあり、1日のカード処理能力を超えたためにATMの稼動が停止し、残高照会など現金引き出し以外のサービスも利用できなくなるケースも多い。