フエ師範大学の教員グエン・テー・ズン氏の論文が、ハノイ交通運輸大学の教員によってほとんど丸写しされ自分の論文として大学紀要に掲載されていたことが分かった。11日付タインニエン紙電子版が報じた。
ズン氏は2004年のフエ大学紀要に「モーダスポネンス(前件肯定)」に関する科学論文を掲載したが、最近ハノイ交通運輸大学の紀要に自分の論文とは題名が異なるものの内容がほとんど同じ論文が掲載されているのを発見した。この論文の作者は同大学情報技術学科の教員D.Q.T.氏とされていた。
ハノイ交通運輸大学情報技術部門主任のグエン・バン・ロン氏は7日、この問題が事実であることを確認し、「大学に重大な損害を与えるものとは言えないが、教員としての道徳に違反している。T教員に対し適切な処分を行う予定だ」と述べた。一方、T教員はすでに論文をコピーしたことを認めており、ズン氏に謝罪の手紙を送っている。