北中部ゲアン省人民委員会は4日、同省内での汚職防止に貢献してきた18人の表彰式を行った。彼らは殺すと脅迫されたり、実際に暴力を受けて入院したりしながらも勇敢に戦いを続けた英雄だと評価された。5日付VNエクスプレスが報じた。
ギアダン郡ギアタン村のファン・バン・トゥアンさんは、同村人民委幹部職員の不正を告発したため、血の付着した注射針を突き付けられて複数回にわたって脅された。ドールオン郡ヒエンソン村のチャン・ヒュー・スーさんは地元人民委の土地管理、インフラ整備、財政収支などの誤りを列挙して告発した後、殴られて緊急入院したことがある。
タンキー郡のグエン・バン・タインさんの場合は、町人民委のある幹部職員の任期中に72件の違反行為を告発した。この間タインさんは15回にわたって脅迫を受けたという。彼らはいずれも、汚職防止は国の建設にとって必要なことで今後も戦っていくと決意を表明した。
汚職防止中央指導委員会のブー・ティエン・チエン事務局長は、より多くの人が汚職防止に参加できるよう不正を告発した人の保護・表彰制度の整備を進める必要があると述べた。