「国際自動車連盟(FIA)がベトナムでF1世界選手権の開催を計画している」との噂があることについて、F1のサーキットアドバイザーであるハンス・ガイスト氏はこのほど、そうした計画はないと明確に否定した。30日付ベトナムプラスが報じた。
ガイスト氏が東南アジア諸国を訪問した際、ベトナム南中部カインホア省ニャチャン市で同国政府高官らと会見したことから、この噂が広まったとみられている。ガイスト氏は、「この訪問はF1開催に関する情報と、開催に際してクリアすべきF1基準を伝えるためのもの。私の仕事は情報交換することだけだったが、憶測を呼んでしまったようだ」と語った。
ガイスト氏はまた、南アフリカ、ブルガリア、ルーマニア、アルゼンチンなどの国々がF1開催に向け動いていることを認め、さらにFIAは中国での2つ目のF1レース開催を検討しているとも述べた。