グエン・タン・ズン首相はこのほど、「2030年までの首都ハノイ排水計画および2050年までのビジョン」の策定目標を承認した。ハノイ市人民委員会が今後9カ月以内に計画案を策定する。
ズン首相は、計画案策定にあたって市中心部や市街地から浸水を徐々になくすよう注文をつけた。首相はまた、「2030年までの首都ハノイ建設マスタープラン」の排水網発展方針に基づいて、計画期間ごとの排水流量(雨水・産業排水)の予測、雨水の排水流域・排水網の位置や規模などを示した計画を作成するよう指示した。
ハノイ市の雨水排水網の処理能力は現在、降雨量50~60ミリメートル(2日間)に過ぎない。そのため大雨が降るたびに市内各所で浸水が発生している。