ホーチミン市人民委員会はこのほど、固形廃棄物の分別収集実施地区を6つの区と郡に拡大するよう資源環境局に指示した。同市6区で2006年から試験的に行われている分別収集を、1・4・5・6・10の各区とクチ郡の6つの区・郡に拡大するもの。試行期間は2年間を予定している。
資源環境局によると、6区での分別収集事業にはこれまでに約70億ドン(約3400万円)の予算が投じられてきたが、成果はほとんど上がっていないという。原因としては、各家庭・ごみ運搬・ごみ処理場のいずれの段階でも分別がシステム化されていないこと、強制的な制度がないこと、周知が行き届いていないことなどが挙げられており、これらの克服が課題となる。