最近北部イエンバイ省バンイエン郡の一帯で、同郡のチューバンアン高校の生徒数十人が学校での献血会後にHIVに感染したといううわさが広がっている。同校のブイ・バン・スアン校長は、学校ではこれまで一度も献血会を実施したことはなく、うわさは根も葉もないものだとしている。また、バンイエン郡保健センターのレ・ディン・ティエン所長もこのうわさを事実ではないと完全に否定している。
しかし、このうわさで生徒や父兄の間では動揺が広がっているため、同校は試験を控えた生徒たちのメンタル面でのケアに取り組んでいるという。
「献血会後にHIVに感染」といううわさは昨年9月にも北部ナムディン省ナムディン市で広まったことがある。同市のルオンテービン大学の複数の学生が感染したとのうわさだったが、その後衛生当局の調査により事実無根であることが証明されている。