国際労働機関(ILO)とべトナムの労働傷病兵社会省、各労働関連機関は2日、「ベトナム・ILO労使関係改善プロジェクト」への参加に関する文書に調印した。
労働傷病兵社会省労使関係発展支援センターによると、このプロジェクトはベトナムの労使関係の課題や問題点を評価し、それに基づいて健全な労使関係を築くための支援策を実施しようとするもの。具体的には労働者と企業経営者との間の対話や交渉のモデル作り、労働法・労働組合法の改正プロセスへの支援などを含むものとなる。
予算は200万米ドル(約1億9000万円)でILOが支援する。同プロジェクトは今後2年間にわたってハノイ市、ホーチミン市、労働争議発生件数の多い一部の地方で実施される予定。