第3世代(3G)携帯電話サービスの提供を昨年10月に開始した携帯キャリア大手のビナフォンはこのほど、3Gサービスの利用者数が700万人に達したと発表した。ビナフォンから約3カ月遅れで3Gサービスを開始したモビフォンも、約600万人がこのサービスの利用登録をしていると明らかにした。
一方、大手3社の一角を占めるベトテルはまだ正式な3Gサービスを開始しておらず試験提供の段階だが、約100万人が3Gサービスを実際に利用していると発表した。同社は、携帯電話利用者の大半が通話サービスのみを利用している現状を考慮すると、大手2社が発表した数字は実際の利用者数ではなく、単なる登録者の数ではないかと指摘している。
専門家も、既存の携帯電話利用者が3Gサービスの利用が可能になったことと実際に利用しているかどうかは別問題との見方だ。