北中部ゲアン省ナムダン郡にある2カ所の養豚場で、VIC貿易社の生産した配合飼料「コンヘオバン(金のブタ)」を食べたブタの多くが下痢になって死んでいたことが分かった。
同郡キムリエン村のボー・アイン・タンさんの養豚場では、VIC社と配合飼料の購入契約を結んでおり、1月30日に届けられた飼料をブタに食べさせたところ、その3日後からすべてのブタが下痢をするようになり、複数のブタが死んでしまった。別の養豚場でも1月30日に届けられた同じ飼料を食べたブタ22頭のうち18頭が死んでいる。
ナムダン郡農民協会の調査により、問題の飼料には1月29日製造のラベルが貼られており使用期限が過ぎていないにもかかわらず、凝固したりカビが生えたりしていたことが分かった。この結果に対し、VIC社のファム・タイン・ロン社長は飼料に凝固やカビが生じていたことを認めたうえで、「これは自然現象であり保管状態でそうなることもあり得る。弊社の生産過程にミスはない」と話している。