国家監査院のチャン・バン・チュエン総裁は22日、日本政府の円借款事業「ホーチミン市東西大通り・水環境改善プロジェクト」で建設コンサルタント大手パシフィック・コンサルタンツ・インターナショナル(PCI)が当時同プロジェクト管理委員会委員長だったフイン・ゴック・シー氏に賄賂を渡したとされている事件の日本側捜査資料のベトナム語への翻訳を終了したと発表した。ベトナム側は今後、犯罪を立証する証拠があるかどうかについて資料を精査するという。チュエン総裁は精査にかかる時間については、事件が複雑であることを理由にまだ分からないとだけ述べた。