世界自然保護基金(WWF)が主催する「絶滅危惧種動物を食べない・提供しない」キャンペーンに参加する「グリーンレストラン」がベトナムに誕生した。これはデンマーク国際援助機関ダニダ(DANIDA)の支援によるWWFのプロジェクト「態度の問題−野生動物の消費を減らす」の一部。
このキャンペーンに参加するレストランは客に対し、ベトナムの法律で保護されている野生動物を使った料理を出さないほか、野生動物保護に関する最新情報を提供する。現在地場旅行会社の「インターピッド」、「バッファローツアー」、「I-トラベル」の3社がキャンペーンに参加しており、旅行者に「グリーンレストラン」で食事をするよう呼びかけている。また、ハノイ市では30人以上の学生ボランティアが市内のレストランを訪問して同キャンペーンの紹介を行っている。
WWFのウエブサイトには、ベトナム国内で取引されている絶滅危惧種動物に関する情報、野生動物の売買や捕獲を目撃した場合にどうすべきかの情報、「グリーンレストラン」のリストなどが掲載されている。