4日午前7時半ごろ、メコンデルタ地方カントー市ニンキエウ区ホアビン通りで建設中の賃貸オフィスビルの壁の一部が隣接する民家の屋根に崩れ落ちる事故が起きた。
この家に住むゴー・タイン・トゥイさんは、出勤の支度をしていると突然大きな物音がして家が揺れ、ほこりに包まれたと話している。トゥイさんの家族はあわてて外に避難したが、家に戻ってみると屋根が崩落しテレビや机などの家具が押しつぶされていたという。
このビルの投資主体はホアビン商業サービス社で、ドアンザー建築商業社が施工していた。7階建てビルで、事故当時は7階部分を工事中だった。この工事現場ではこれまでに少なくとも2回、鉄材が隣家の軒に落下し貫通する事故が起きているが、幸いけが人は出ていない。
ドアンザー社は今回の事故について、被害額の全額を弁償するとともに、トゥイさん一家に仮の住居を提供するとしている。