資源環境省環境総局はこのほど、北中部ゲアン省ビン市にあるサイゴンビール・ゲティン工場が環境を汚染しているとして、環境保護費と罰金の合計10億7200万ドン(約570万円)の徴収、未処理排水の垂れ流し停止、同工場生産能力の半減(年産5000万リットルから2500万リットルへ)を決定した。
環境総局は▽年産能力5000万リットルの工場建設案件は当局による環境影響評価報告書の審査・承認がまだ行われていないこと▽法律に従った環境保護策が実施されていないこと▽未処理の排水を外部に垂れ流していること――を指摘、同工場の違反は組織的で長期にわたっていると結論付けている。
ゲアン省人民委員会は同工場に対し、この決定を直ちに履行するよう求めるとともに、9月15日までに実施状況を報告するよう命令した。